Kiyohiko ABE

Professor

Software Engineering Laboratory

ソフトウェア工学研究室

教授　阿部 清彦

より使いやすく，人にやさしいソフトウェアをつくる

私は大学院時代から，多くの人が簡単に利用できるソフトウェアについて研究・開発を行なっています．例えば，ALS患者のような重度肢体不自由者の中には，手を使ってマウスやキーボードを操作しパソコンを利用することが難しい人たちがいます．そのような人たちがパソコンを利用できれば，自分の意思を他の人に伝えコミュニケーションを取ることができます．そのためにはいくつかの手法が考えられますが，私はユーザの視線を捉えパソコンなどを操作する視線入力について研究を進めています．私が開発している視線入力システムは特殊な機器を使用せずに，ビデオカメラで撮影したユーザの眼球近傍の画像から，ソフトウェアによって視線を計測しています．